独特のテンポとクセになる会話劇がさらに冴え渡る一冊。身近な出来事をきっかけに、人間関係や恋愛、価値観について考えさせられるのに、重くなりすぎず笑いながら読めるのが本作の魅力だ。登場人物たちの言動には「そこまで言う!?」と思わされる場面も多いが、だからこそ妙にリアルで、キャラクター同士の距離感がたまらない。何気ないやり取りの中に、それぞれの本音や不器用さが見え隠れするのも面白いところ。8巻では物語が進むにつれてキャラクターへの愛着も一層深まり、軽快なギャグとじっくり味わいたくなる人間ドラマのバランスが絶妙。読後には、また最初から読み返したくなる魅力が詰まった巻だ。



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